ヒマラヤ・ヨガ・トラディションとは
ヒマラヤ伝統のヨガ。ラージャヨガの基本である瞑想の実践、瞑想のためのプラクティスを主とします。
インド・ヒマラヤ山脈は、何千年もの間、偉大な聖者が住み、ヨガの教えの知識を弟子たちに伝え、弟子たちはその後マスターとなり、途切れることなくその教えを伝えてきました。その教えの流れの中にヒマラヤン・ヨガ・トラディションはあります。
瞑想法としては、正しい姿勢で座り、完全にリラックスし、上質な呼吸を実践し、呼吸への意識とマントラを組み合わせることを学びます。そのような瞑想を可能にするためのステップとして、身体を鍛錬するハタヨガ、呼吸法、リラクゼーションに加えて、ヨーガスートラやヴェーダ、タントラなど哲学的側面も学びます。
スワミ・ラーマとは
インドの山岳地帯ヒマラヤで生まれ、古来より脈々と続くヒマラヤ伝統的ヨガの教えを受け、伝説的な師の元で修行。のちにヒマラヤン・ヨガ・トラディションとして教えを広めます。
ヒンドゥー教シャンカラ派の寺院の法主シャンカラチャリアを務めていたが、ヒマラヤ伝統の教えに奉仕し続けるためにその職を辞す。
1970年代には師の導きによりアメリカへ渡り、現代社会においてヨガの練習によって得られる能力を科学的に証明しようとミネソタ州立大学などで、自らの身体を使って実験に参加。シカゴやミネアポリス、ペンシルバニアなどにヨガの修練を行う施設や研究所を開設し、現在もその施設は弟子たちによって受け継がれています。
インドでは、1990年代に北インドにヒマラヤン・インスティチュート・ホスピタル・トラストを設立し、現在も広大な敷地に病院、大学、研究機関などが置かれています。